品出しバイト、今日からスタートですね!不安でいっぱいな気持ち、すごくよくわかります。私も最初は「これ、本当に私にできるのかな?」って、レジ裏のバックヤードでひたすら不安と戦っていましたから。
でも、大丈夫です。品出しって、思っている以上に「技術」と「慣れ」で乗り切れるものなんですよ。気合や根性論で乗り切ろうとすると、私みたいに大きな失敗をしてしまうので、今日は、品出しの基本中の基本であり、プロ(?)の私も一番大事にしている考え方、「先入れ先出し(FIFO)」について、一緒に学んでいきましょう。
なんで「先入れ先出し」を最初に覚える必要があるの?
「先入れ先出し」って、なんだか難しそうな言葉ですよね。英語だとFIFO(First In, First Out)なんて言われたりしますけど、難しく考えなくて大丈夫です。簡単に言うと、「先に入荷した商品から、先にお客様に出してもらう」ということです。
なぜこれが一番大事なのかというと、これはスーパーの「信頼」と「利益」に直結するからです。
- お客様への信頼: 誰もが賞味期限が近い商品や、古くなった商品を買いたくありませんよね。賞味期限が切れた商品を棚に残してしまうと、「この店は管理がずさんだ」とお客様の信頼を失ってしまいます。
- 廃棄ロスの削減: 賞味期限が迫っている商品を先に売ってしまえば、期限切れで捨てなくて済む商品の数を減らせます。これはお店の利益を守ることに繋がるわけです。
私自身、この「先入れ先出し」の重要性を理解するまでに、結構な時間を要しました(笑)。だって、最初はただ棚が空いているのが嫌で、新しいものをどんどん前に出したくなっちゃうんですよね。
私の「先入れ先出し」大失敗エピソード
私も新人の頃、このルールを軽く見てしまって、とんでもない目に遭いました。
ある日、お菓子コーナーの品出しをしていた時のことです。新しく入ってきた、パッケージがそっくりなポテトチップス(一つは「コンソメ味」、もう一つは「のりしお味」)を補充することになりました。
私は「新しいものが奥から手前に来るように並べ替える」という作業を、コンソメ味と間違えて、のりしお味の商品に対してもやってしまったんです。その棚には、すでに古いロットののりしお味が並んでいました。私は新しい商品を前に出して、古い商品を奥に押し込めてしまったんです。
しかも、焦っていたので、奥に押し込むのが雑で、古い商品の一部が棚の下に落ちてしまったり、パッケージが少し潰れてしまったりして…。
先輩社員の方がチェックに来た時、「しなナビさん、これ古いロットが奥に入ってるじゃない。それに、棚の下に何があるの?」って、本当に静かに、でも鋭い目線で指摘されました。その時の冷たい空気感といったら…。
結局、その部分だけを全部出して、正しい順番に並び直す作業を一人でやらされました。結果的に、その作業だけで30分以上かかってしまい、その後の作業が全て遅延したことは言うまでもありません。あの時、「先入れ先出しをサボると、結局自分が一番大変になるんだな」と痛感しました。
先入れ先出しを実践するための「具体的な技術」
失敗から学んだことを、あなたには同じ苦労をしないでほしいので、具体的な手順をシェアしますね。
1. 棚の「奥行き」を常に意識する
品出しをする際、常に棚の奥と手前の「奥行き」を意識してください。
- 奥にあるものが「古いもの」
- 手前にあるものが「新しいもの」
基本はこれだけです。
2. 補充の鉄則:「手前を空けてから入れる」
新しい商品を棚に入れる時は、必ず手前にある既存の商品を少し手前に寄せてスペースを確保します。
そして、新しく入れる商品はその空けたスペースの「奥側」に入れます。そして、手前の既存の商品を前に出して、新しい商品を隠すように配置します。
これは、「フェイスアップ(商品を正面に向けて綺麗に揃える作業)」をしながら自然にできるのが理想です。
3. パッケージが違うものは特に注意
私のようにパッケージが似ているものを間違えないように、補充する前に必ず「商品名」「賞味期限や消費期限の日付」を確認する癖をつけてください。
特に缶詰や瓶詰めの飲料系は、ロットが変わると製造年月日が違うだけで、同じように見えたりします。焦っている時ほど、この「確認作業」をサボりがちになるので、意識的に立ち止まってくださいね。
先入れ先出しは「スピードアップ」の秘訣でもある
「先輩に言われた通りに丁寧に並べ替えるなんて、時間がかかって面倒くさい」と感じるかもしれません。私もそう思っていました。
しかし、ミスなく正しい順番で品出しを完了させることこそが、結果的に一番早いんです。
間違った順番で入れてしまうと、後で誰かが見つけた時に「直してね」と頼まれます。そして、その修正作業に、さっき私がかかったような時間を取られてしまうわけです。
品出しは「いかに早く棚を埋めるか」ではなく、「いかにミスなく、正しい状態でお客様に提供できるか」が重要なんです。そこが、単なる労働とプロの仕事の分かれ目だと、私は思っています。
最初は戸惑うかもしれませんが、この「先入れ先出し」の感覚を掴めると、品出しのリズムが生まれてきます。そして、何より、ミスが減って指摘されることが減ると、精神的にもすごく楽になりますよ。私もそうでしたから。
一緒に、一つ一つ丁寧に、着実に仕事を覚えていきましょう。品出しは、地味ですが、お店の心臓部を支える大事な仕事です。あなたの頑張りを、私は心から応援していますよ!💪
