スーパーの品出しって、正直きついですか?
- 重いものを持つらしいけど、私にもできるかな…
- 体力がないから、すぐバテちゃうんじゃないか…
そんな不安を抱えているあなたへ。品出しバイトを始めたばかりの私から、正直な感想と、少しでも楽に働くための具体的な工夫をお伝えしますね。
私はこのバイトを始めたとき、正直なところ「重いものを運ぶのは少し覚悟していたけど、想像以上に体が動くんだな」というのが最初の感想でした。
正直、体力勝負な側面はゼロではありません。
始めたばかりの頃は、4時間のシフトで1万歩なんてザラで、翌日筋肉痛で起き上がれない日もありました。
でも、大事なのは「気合」で乗り切ることじゃないんです。
いかに賢く、体に負担をかけずに、効率よく作業を終わらせるか。ここに尽きます。
品出しバイトが「きつい」と感じる主な理由
まず、なぜ「きつい」と感じるのか、その原因を明確にしましょう。原因がわかれば対策も立てやすいですからね。
- 移動距離が長い
当店のような地域密着型スーパーは、意外と売り場が広いことが多いです。バックヤードから青果コーナー、そして冷凍食品コーナーと、一日に何往復もすることになります。移動だけで疲れてしまうんです。 - 重量物の取り扱い
米や飲料のケース、調味料の段ボールなど、どうしても重いものは避けられません。無理な体勢で持ち上げると、腰や背中を痛める原因になります。 - 時間との戦い
開店前や閉店後など、限られた時間で大量の商品を並べなければなりません。焦って無理をすると、怪我やミスにつながりますよね。
体力的な負担を軽減する5つの具体的な工夫
正直、私もこの「きつさ」に何度か心が折れそうになりました。
でも、失敗を繰り返す中で、少しずつ負担を減らす方法を身につけてきました。
ここでは、私が実践している5つの工夫を紹介しますね。
- 荷物の運び方を「小分け」にする
- 持ち上げ方を「常に膝を使う」ことを意識する
- 作業ルートと場所を事前にシミュレーションする
- 休憩は「サボり」ではなく「リカバリー」だと割り切る
- ベテランの「動きのクセ」を観察する
1. 荷物の運び方を「小分け」にする
重い荷物を一度に運ぼうとすると、必ずどこかに無理が生じます。私は、これが失敗の元だと気づきました。
私の最大の失敗談の一つが、お酒のバラ缶を運んでいるときです。
急いでいたあまり、片手で何十本もの缶をまとめて運ぼうとしたら、バランスを崩してコロ台車から荷物が全部ぶちまかってしまい、そのうちの何本かが床に落ちて穴が開いてしまったんです。
しなナビ後始末に1時間以上かかりました。
- 重いケースや段ボールは、無理せず2回に分けることを躊躇しない。
- 台車に乗せる際も、重心が偏らないように均等に積む。崩れないことを最優先にしましょう。
2. 持ち上げ方を「常に膝を使う」ことを意識する
これは基本中の基本ですが、腰を痛める人の多くは、この「膝を使う」という動作が抜けています。
私自身、以前、床に置いてあった大きな飲料ケースを、ついつい中腰で持ち上げようとしてしまい、次の日、腰に違和感があったのを覚えています。
- 物を持ち上げるときは、必ずしゃがんで(膝を曲げて)、荷物にできるだけ近づく。
- 荷物を体に引きつけてから、足の力で立ち上がるイメージで持ち上げてください。腰をひねる動作は絶対に避けるべきです。
3. 作業ルートと場所を事前にシミュレーションする
移動距離が長いから疲れるなら、移動を最適化すればいい、という単純な話です。
私たちは品出しの前に、その日のタスクリストと、どこに何を運ぶかを確認します。これを頭の中でシミュレーションするだけで、無駄な動きが減ります。
- どの通路を通り、どこで折り返せば一番効率的かルートを覚える。
- 特にバックヤードでは、台車を置く場所、必要な商品をピックアップする順番を決めておく。
4. 休憩は「サボり」ではなく「リカバリー」だと割り切る
「休憩なんて取ったら怒られるかも…」と不安になるかもしれませんが、疲労がたまった状態で作業を続けると、必ずミスが増えます。
私は、休憩時間を取らずに作業を続けようとして、結果的に似たようなお菓子を違う棚に大量に補充してしまい、それを直すのに30分以上かかった経験があります。完全にミスによる時間ロスでした。
- 「5分だけ座って水分補給する」時間を見つける。
- 店長には正直に「体調管理も仕事のうちなので、水分補給はこまめにとらせてください」と伝えておくと、心置きなく休めますよ。人間関係が得意ではない私でも、これは守れています。
5. ベテランの「動きのクセ」を観察する
これは少し高度かもしれませんが、体力の消耗を抑えるには、「無駄のない動き」を盗むのが一番早いです。
ベテランの方々は、私たちが気づかないうちに、無意識に最も負担の少ない動きをしています。例えば、陳列棚に商品を並べるとき、彼らは一度に多くの商品を手に取り、無駄な上げ下ろしをしていません。
- 「フェイスアップ」(商品を正面に向けて綺麗に並べる作業)をしている先輩の動作を、遠くからでいいので観察してみる。
- 同じ動作を繰り返すとき、彼らがどうやって台車から商品を取り出し、どこに手を置いているかを真似てみる。
最後に:あなたの体は一番大切な「仕事道具」です
品出しバイトは、確かに体を使う仕事です。正直、私も腕や足に小さな傷や痣が絶えない生活を送っています。
でも、それはあなたが一生懸命働いている証拠でもありますから、あまり気に病まないでくださいね。
大切なのは、「今日は昨日より少しだけ楽にできた」と思えるように、少しずつ工夫を重ねることです。
無理をして体を壊してしまっては、元も子もありません。
焦らず、一つ一つの作業を丁寧に行い、そして何より、ご自身の体調を第一に考えてください。あなたが無理なく長く続けられるよう、私も同じ目線で応援していますよ。
