しなナビ品出しバイトを始めたばかりのあなた、お疲れ様です。「しなナビ」です。
いよいよ新しいバイト生活がスタートして、現場の空気に慣れようと頑張っている頃でしょうか。
私もそうでしたが、品出しの仕事って、一見「商品を棚に並べるだけ」に見えて、実は思っている以上に奥が深いんですよね。
そして、何より「ミス」との戦いでもあります。
正直、この仕事で一度もミスをしない人なんていないと思います。



私も数え切れないほどやらかしてきました。
今日は、そんな私のリアルな失敗談を洗いざらいお話ししながら、皆さんが同じ轍を踏まないための具体的な対策をお伝えしたいと思います。
初心者が陥りやすい「あるある」失敗トップ3
品出しバイトを始めたばかりの頃、私自身が経験した、誰もが一度は経験するかもしれない失敗をまとめてみました。これを知っているだけで、心の準備ができますよ。
失敗1:似たようなパッケージの商品を間違える
これはもう、王道中の王道ですね。特にスナック菓子や調味料、乾物などは、遠くから見るとデザインがそっくりで、ちょっと油断すると大変なことになります。
私は以前、棚の補充作業に夢中になってしまい、焦っていたときのことです。
塩味とチーズ味のポテトチップスを、真逆の棚に大量に補充してしまったんです。
どちらも似たような青いパッケージで、遠目に見ても区別がつかなかったんですね。
発覚したのは、発注担当の先輩が「あれ?こっちの塩味の棚、量が多すぎない?」と気づいてくれたときでした。
その場で直せばいいのですが、一度間違えた棚を直すのって、他の商品との兼ね合いもあって時間がかかるんです。
結局、その修正に30分以上かかり、他の作業に遅れが出てしまいました。あのときの焦りは今でも忘れられません。
似ている商品を見つけたら、必ず一度立ち止まってパッケージの小さな文字(味の名前や成分表示)を確認する癖をつけましょう。特に色違いの商品は、一旦手に取って確認する方が、後で直す時間よりもずっと早いです。
失敗2:置き場所を間違えて「大混乱」を引き起こす
商品の置き場所を覚えるのって、最初のうちは本当に大変ですよね。
私も、ベテランの方の動きを必死で真似しようとして、空回りした経験があります。
ある日、調味料コーナーの補充を任されました。
先輩から「ミツカン酢をここに入れておいて」と指示されたのですが、急いでいたためか、私の耳には「みつかんす?」と聞こえてしまい、頭の中が大パニックになりました。
「みつかんすって何だろう?聞いたことないぞ?」と焦り、結局、よくわからないまま棚の端に置いてしまったんです。
もちろん、それは大間違い。後で先輩が「あれ、これはどこから出てきたの?」と困惑していました。
わからないことは、絶対にその場で聞き返しましょう。「すみません、お手数ですが、もう一度ゆっくり教えていただけますか?」と丁寧に聞けば、誰も怒りません。聞き間違いを防ぐために、可能であれば商品の現物を見ながら確認するのがベストです。
失敗3:物理的な事故を起こす(商品破損)
品出しは肉体労働でもあります。特に、台車を使った作業では、慣れないうちは大きな事故につながりやすいです。



私も、いくつか「やらかした」経験があります。
一番ひどかったのは、お酒のバラ缶を補充したときです。
在庫が少なかったので、棚に無理やり押し込もうとしたら、缶の側面が棚の角に引っかかり、プシュッと穴が開いてしまったんです。
棚全体がお酒でびしょ濡れになり、後片付けだけで1時間以上かかりました。その日はもう、戦意喪失でしたね。
また、大きな台車で曲がり角を曲がる際に、床に置いてあった飲料のケースに激突させ、数本の缶に穴を開けてしまったこともあります。
「急がば回れ」を心に刻んでください。 スピードを上げるのは、正確な作業が身についてからで十分です。特に台車を使う際は、常に自分の体と台車の間に「安全な距離」を確保する意識を持ちましょう。角を曲がる際は、まず自分が立ち止まって周りを確認する癖をつけると、事故は激減します。
失敗から学ぶ「プロへの最短ルート」
失敗談ばかりお話ししましたが、これらの失敗は私を成長させてくれました。品出しの仕事で大切なのは、「気合」ではなく「知識と技術」です。
スピードアップの秘訣は「段取り」にある
「この人、仕事が速いな」と思う先輩たちは、決して闇雲に動いているわけではありません。彼らは無駄な動きがありません。
私の体重が5kg減ったのは、この無駄を削ぎ落とす作業を続けたからです。4時間のバイトで1万歩以上歩く中で、いかに効率よく動くかを考え抜いた結果でした。
例えば、商品を運ぶとき。商品を抱えて何往復もしていませんか? もしそうなら、それは非効率です。
- コロ台車(平台車)に積めるだけ積む。
- 運ぶルート上の邪魔なものを先にどかしておく。
- 補充する商品の場所を頭の中でシミュレーションしておく。
この「作業前の準備」に時間をかけることで、実際に棚の前で作業する時間が劇的に短縮されます。
荷崩れで台車から全部ぶちまけた経験からも学びましたが、積載量は見た目の許容量ではなく、「持ち運び時の安定性」で判断すべきなんですね。
「先入れ先出し」はルールではなく「仕事の質」
品出しの基本で「先入れ先出し(古いものを前に出す)」というのがありますよね。
これは単なる店側のルールではなく、あなたが仕事をきれいに終わらせるための重要なテクニックでもあります。
古いものを前に出す作業を丁寧に行うと、棚の見た目が整い、結果的に「フェイスアップ」(商品の正面を揃える作業)が楽になります。
フェイスアップに時間をかけすぎると、他の作業が遅れます。つまり、最初の先入れ先出しを丁寧に行うことで、後々の作業が楽になるというわけです。
人間関係に疲れたら「仕事」に集中する
最後に、人間関係の悩みについてです。
正直、職場には「自分のやり方を押し付けるベテラン」や「常にイライラしている先輩」がいるかもしれません。私もそういう人たちと関わって、何度かピリッとした空気を感じました。
でも、大丈夫です。品出しバイトは、基本的に個人作業が多い仕事です。
私は人間関係があまり得意ではないので、飲み会などには参加しないことを店長に事前に伝えています。
私の基本スタンスは「波風を立てずに、自分の持ち場を完璧にこなす」ことです。
もし話しかけられても、手が離せないときは「すみません、今手が離せないので、後ほどお願いします」と事務的に伝えましょう。
彼らはあなたが仕事をしているかを見ています。ミスなく、テキパキと自分の持ち場をこなしている限り、余計な詮索はされません。
自分の仕事に集中することが、結果的に最もストレスの少ない付き合い方だと私は思っています。
新しい環境で不安だらけかもしれませんが、あなたは決して一人ではありません。私も毎日、小さな失敗をしながら、それでも今日も商品を棚に並べています。
焦らず、一つ一つの作業を丁寧にこなしていけば、必ず「自分なりのやり方」が見つかるはずです。あなたの品出しバイト生活が、少しでも楽になるように、これからも応援していますよ。頑張っていきましょう!
