スーパーの細かいルール(値引き、廃棄)を効率的に覚える方法

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スーパーの細かいルール(値引き、廃棄)を効率的に覚える方法

品出しバイトって、最初は覚えることが多すぎて頭がパンクしそうになりますよね。

特に、商品の並べ方とか、商品の場所とか、それだけでも大変なのに、スーパー特有の「細かいルール」が追い打ちをかけてきますよね。

今日お話ししたいのは、値引きシールや廃棄処理といった、一見地味だけど、めちゃくちゃ大事な「スーパーの細かいルール」をどうやって効率よく覚えるか、ということです。

私も最初は「これ、いつやるの?」「誰が決めたの?」って頭の中がハテナマークだらけでしたから。

目次

値引きシール貼りは「段取り」が命

スーパーで一番ストレスになるのが、賞味期限が近くなった商品の値引き作業かもしれません。

あれって、ただシールを貼ればいいわけじゃなくて、意外とルールが多いんです。

失敗談:二度手間地獄からの脱出

私が初めて値引き作業を任されたときの話です。

チルド(冷蔵)の牛乳コーナーで作業していたのですが、焦るあまり、値引きシールを貼るべき商品を、値引きしない商品とごちゃ混ぜにしてしまったんです。

もちろん、後から来た先輩に見つかってしまい、もう一度仕分けし直す羽目になりました。その時の徒労感、すごかったですよ。

この失敗から学んだのは、値引き作業は「商品の移動」と「値付け」を同時にやろうとすると破綻するということです。

効率的に覚えるための「3ステップ・ローテーション」

地味ですが、このステップを踏むだけでミスは劇的に減ります。

  1. 集めるフェーズ(隔離)
    まず、値引き対象の商品を一箇所にまとめることです。私たちは作業台の隅に、一時保管用のカゴを用意しています。「値引き対象カゴ」と名付けましょう。ここで「これは今日中にさばくんだな」と認識を統一します。
  2. 貼るフェーズ(処置)
    カゴの中の商品だけに向き合います。値引きシールを貼る、あるいは廃棄シールを貼るなど、必要な「処置」を完了させます。この時、他の作業は一切考えません。
  3. 戻すフェーズ(定位置へ)
    処置が終わった商品だけを、元の棚に戻します。この時、値引き後の価格で、フェイスアップ(正面向き)を意識して戻します。

この「集める→処置→戻す」のサイクルを守るだけで、二度手間や貼り忘れがなくなります。

「手順を一つずつこなす」ことが、結果的に一番のスピードアップに繋がるんです。

廃棄処理:重い責任を背負う前に知っておくべきこと

廃棄処理。これは「売れなかった商品を店の外に出す」作業ですが、金銭に直結する作業なので、新人のうちは特にビクビクしますよね。

私も最初は、賞味期限が切れたお菓子を捨てる時、なんだか悪いことをしているような気持ちになりました。

廃棄ルールの「なぜ」を理解する

廃棄のルールが複雑なのは、「いつ」「誰が」「どうやって」記録するかが、店の在庫管理と税務処理に直結しているからです。

例えば、「今日閉店3時間前まで値引きしたものは、翌朝まで値引き棚に置く」とか、「生鮮食品は〇時までに記録を上げないとロスとして計上できない」など、店によって細かなタイムリミットがあります。

私が最初に戸惑ったのは、「廃棄の場所」です。

店内のバックヤードには、生もの用、ドライ食品用、アルコール用など、複数の廃棄用コンテナが並んでいました。

先輩に「これは生もの用に入れろ」と言われても、パンと牛乳が同じコンテナに入るのか?と混乱したんです。

覚え方:「場所」と「種類」をセットで暗記する

廃棄は、どの商品が、どのコンテナ(場所)に入るかをセットで覚えるしかありません。

  • 生鮮・チルド系(冷蔵・冷凍)
    腐敗しやすいので、基本的にその日のうちに処理。異臭が出やすいので、専用の場所。
  • ドライ食品(お菓子、缶詰など)
    賞味期限が長いものが多く、まとめて処理されることが多い。

私が実践したのは、廃棄コンテナの横に、付箋で商品のイラスト(または名前)を貼っておくことです。

最初はそれでいいんです。人間、忘れる生き物ですから、最初はズルしてもいい。

完璧に覚えるまで、視覚的な補助があれば、先輩に聞く回数も減らせますし、何より焦らなくなります。

値引きや廃棄の「マニュアル」を軽視しない

新しいバイトを始めたばかりの時って、早く仕事を覚えて先輩のようになりたいから、説明書とかマニュアルとかを「後でいいや」ってなりがちですよね。

でも、値引きや廃棄のルールは、社員さんが時間をかけて作った「間違いをなくすための設計図」なんです。

私は、初めての棚卸しの際、廃棄処理のルールが曖昧で、廃棄リストと現物の数が合わず、深夜まで残業させられた経験があります。あの時はもう、体力よりも精神的に参りました。

だからこそ、品出しの基本が身についたら、マニュアルや手順書を一度は通読することを強くお勧めします。

面倒かもしれませんが、その「面倒」を一度乗り越えることで、後々の大きなミスや残業から自分を守れるんです。

最終チェックの癖をつける

最後に、どんな細かいルールも、最終的には「自分自身でのチェック」が大切です。

特に値引き作業の後は、以下の2点を必ず確認する癖をつけましょう。

  1. 価格の一貫性
    貼ったシールの金額が、売価表示と合っているか?
  2. 定位置
    値引きが終わった商品が、元の場所に戻っているか?(値引きカゴに残っていないか?)

最初は、一つ一つの作業に時間がかかって、周りのベテランのスピードについていけないと感じるかもしれません。

でも、品出しは技術です。技術は練習と、「ミスから学ぶこと」でしか向上しません。

私も何回も缶を潰し、棚を汚し、怒られながら覚えました。

焦らなくて大丈夫です。一つずつ、確実に、自分のペースで覚えていけば、必ずスーパーの細かいルールにも慣れてきますよ。応援しています!

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