品出しって、本当に時間との戦いですよね。特に、新人のうちは「棚に商品を並べること」だけが仕事だと思いがちです。
でも、実際はそうじゃない。商品が空になったら補充して、次の商品を持ってきて、また補充して…この繰り返しです。
でも、もしあなたが「なんで自分はこんなに時間がかかっているんだろう」「他の人はもっとテキパキ動けている気がする」と感じているなら、それはすごくよく分かります。
私もそうでした。でも、ある日ふと気づいたんです。仕事のスピードって、気合や根性じゃなくて、「いかに動線を無駄にしないか」にかかっているんだって。
今回は、私が何度も失敗を繰り返しながら見つけた、品出しの時間を劇的に短縮するための「裏ワザ」のようなテクニック、「ゴミ袋を常に携帯する」ことについて、詳しくお話ししたいと思います。
なぜ「ゴミ袋の携帯」が時短につながるのか?
品出しの作業を思い出してみてください。
あなたはバックヤードから商品を持ってきて、棚の指定された場所に並べます。その際、必ず発生するのが「ゴミ」ですよね。
例えば、段ボールを解体した後のベニヤ板や、商品のフィルム、テープ、ビニールなど。これらは一時的にその場に置いてしまうことが多いのではないでしょうか。
私も最初はそうでした。ビールケースを開けて、ケースのテープやラップをその場でポイッと床に置いてしまうんです。
そうすると、次の作業に移る前に「あれ、ゴミが邪魔だな」と思って、それをまとめてゴミ箱まで持っていく必要があります。
この「ゴミを捨てるための一時停止」こそが、時間をロスする最大の原因なんです。
私の痛い失敗談:ゴミを放置した結果
この「ゴミ放置」の失敗、私もやりました。
ある日、日用品コーナーの在庫補充を任されました。
トイレットペーパーのストックがガラ空きだったので、バックヤードから大きな箱を運んできました。
箱を開けて、トイレットペーパーを棚に並べ終わった後、空になった段ボールと、それに付いていた大量のテープやセロハンを、とりあえず棚の下に置いておいたんです。
「後でまとめて捨てよう」と思ったのが間違いでした。
その直後、ベテランの先輩が「〇〇さん、こっち手伝って!」と声をかけてきました。慌てて移動しようとした瞬間、床に置いておいた段ボールの角に足を引っ掛けてしまい、バランスを崩しそうになったんです。
幸い、大きな事故にはなりませんでしたが、先輩に「足元、気を付けてよ!」と少しイライラした口調で注意されました。
その時、私は床に散らばったゴミを見て、はっとしました。
もしここで転倒して商品を壊したり、自分が怪我をしていたら、その後の仕事にどれだけ影響があったか。そして、あの時すぐにゴミを捨てていれば、移動もスムーズだったはずです。
その日以降、私は必ずゴミ袋(レジ袋で十分です)を腰にぶら下げる、あるいは空になった段ボールの横にクリップで留めておくことを徹底しました。
ゴミ袋常備の具体的なメリット3選
ゴミ袋を常に手元に置いておくことで、具体的にどのようなメリットがあるのか、私の経験則から3つご紹介します。
1.移動時間の短縮(ゴミ捨ての回数が減る)
これが一番大きなメリットです。作業中に発生した小さなゴミ(値札シールを剥がした後の台紙、テープの切れ端、外装フィルムなど)は、その場でゴミ袋に入れる。そうすれば、作業が終わるまでゴミを気にする必要がありません。
ゴミ捨てのためにバックヤードに戻る回数が劇的に減ります。バックヤードへの往復って、意外と時間がかかりますからね。特に品出し終盤で、「あ、まだ床にゴミが残ってる」と気づくと、すごく面倒な気持ちになりますよね。
2.作業スペースの確保と安全性向上
先ほどの私の失敗談にもありましたが、床にゴミや梱包材が散乱していると、台車を引くときや、商品をかがんで補充するときに邪魔になります。特に、ビールケースや飲料ケースのような重いものを扱う際は、足元が安定していることが何より重要です。
床に物が一つでも少ないだけで、視界がクリアになり、作業効率と安全性が格段に上がります。これは、体を動かす品出しバイトならではの気づきだと思います。
3.先入れ先出しの補助具になる
これは少し応用編ですが、商品棚の整理をする際にも役立ちます。
例えば、牛乳コーナーなどで、古い日付の商品を前に出す作業(先入れ先出し)をする際、前に出した古い商品のバーコードシールや、値札などを剥がすことがありますよね。そのシールを、手元のゴミ袋にすぐに入れられると、「商品出し」と「棚の整理」を同時に行えるようになります。
一つ一つの動作が連動するので、結果として、その棚の作業完了時間が早くなりますよ。
新しい習慣を身につけるためのマインドセット
「ゴミ袋を持つ」と言っても、最初は面倒に感じるかもしれません。私も最初は何日か忘れていました。
でも、大事なのは「これをやったら、最終的に自分が楽になる」と理解することです。
ベテランの先輩たちは、この「ゴミをその場で処理する」習慣が、当たり前のように身についています。彼らは意識していなくても、無駄な動きをしないように体が動いているんです。
あなたも、まずは「バックヤードから出る時、必ずゴミ袋を持っていく」ことを意識してみてください。最初は数分でゴミを捨てに戻ってもいいんです。それを繰り返すうちに、自然と「ゴミは溜めない」というマインドが身についてきます。
そして、もしあなたが私のように人間関係が苦手だとしても、この「ゴミ袋テクニック」なら誰にも迷惑をかけずに、自分の仕事の質を上げることができます。誰かに褒められる必要もありません。自分のペースで、自分の効率を上げるための技術ですから。
品出しバイトは、地味な作業の積み重ねですが、その地味な作業一つ一つに効率化の種が隠れています。小さな工夫が、日々の疲れを軽減し、結果として長く楽しく働く秘訣になるはずです。
焦らず、まずは一つ、この「ゴミ袋常備」を試してみてください。あなたの品出しライフが少しでも楽になることを、心から願っていますよ。応援しています!
