売り場の状況把握能力を高める観察眼の鍛え方

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売り場の状況把握能力を高める観察眼の鍛え方

いよいよ品出しバイトの世界へようこそ。

このブログを読んでくださっているあなたは、きっと「明日から頑張るぞ!」と意気込んでいるかもしれませんね。

私もそうでした。

でも、現実はそう甘くはありません。何しろ、品出しは単に商品を棚に置くだけの単純作業ではないんですから。

今回は、品出しバイトで本当に役立つ「観察眼」について、私、しなナビが経験を元にお話ししたいと思います。

新人のうちは、目の前のタスクに追われてそれどころじゃないかもしれませんが、少し余裕が出てきたら、ぜひこの「観察」を意識してみてください。

これが、あなたの仕事のスピードと正確性を劇的に変える鍵になりますから。

目次

なぜ「品出し」に観察眼が必要なのか

「観察?ただ商品を見て、空いたところに補充すればいいんじゃないの?」

そう思うのも無理はありません。私もそう思っていました。

でも、実際にお店に入るとわかります。棚は常に変化していて、どこを見ても何かしらの「問題」が転がっているんです。

例えば、誰かが間違えて入れた商品、お客さんが適当に引っ掛けた商品、賞味期限が近い商品。

これらを見逃すと、後で思わぬトラブルにつながります。

ただ商品を補充するだけなら誰でもできますが、「売り場全体を見て、次に何をすべきか」を判断できるかが、プロ(アルバイトながらですが)とそうでないかの違いなんです。

私がこれを痛感したのは、ある夏の日でした。特売のジュースの補充をしていた時のことです。

私は一生懸命、発注書通りにジュースを並べていたのですが、隣の棚の特売が終わったはずのカップ麺が、まだ大量に残っているのに気づきませんでした。

結局、夕方の忙しい時間帯に社員さんが「なんでこっちの麺が残ってるの!」とピリピリしながら対応していて、その場を冷やしたんですよね。

あの時、私は目の前のジュースしか見ていなかったんです。

売り場観察の「3つの視点」を身につけよう

じゃあ、具体的に何をどう見ればいいのか。いきなりすべてを見ようとすると疲れてしまいますから、まずはこの3つの視点を意識してみてください。

視点1:上から俯瞰する「全体像」

まずは、売り場全体を見渡す癖をつけましょう。

これは、自分が作業している場所から数メートル離れて、棚を「お客さん目線」で眺めるということです。

  • 棚の傾きやズレがないか
    商品がきれいに並んでいると、お客さんは気持ちよく買い物できます。特に野菜や果物、お肉やお魚のパックなどは、少し傾くだけで崩れたり、だらしなく見えたりします。
  • 「空洞」ができていないか
    補充する商品が届くのを待っている間に、棚にポッカリと大きな穴が開いてしまうことがありますよね。お客さんは「売り切れだ」と思って素通りしてしまいます。そういう場所を見つけたら、他の商品を手前に寄せて、穴を目立たなくするだけでも印象は大きく変わります。

私は、この「全体像」を見ることで、何件か商品の補充ミスを防げたことがあります。

ある時、ヨーグルトコーナーの補充中にふと視線を上げたら、一番端の棚に、なぜか賞味期限が昨日までのプリンが置きっぱなしになっているのを発見したんです。

もし見過ごしていたら、誰かが買ってしまい、クレームになっていたかもしれません。あの時、たまたま視線を上げたのが幸運でした。

視点2:手が届く範囲の「手前と奥」

次に、自分が作業している棚に注目します。ここは一番具体的な作業が行われる場所ですから、ミスが起こりやすいポイントでもあります。

  • 先入れ先出しができているか(フェイスアップの徹底)
    これは品出しの基本ですが、本当にできていないことが多い。前の商品が奥に残っていないか?手前に新しい商品を出してしまっていないか?
  • 商品の「向き」が揃っているか
    パッケージの正面(デザインが見える面)がバラバラだと、棚全体が乱雑に見えます。私は作業中に、つい手元の商品だけに集中しがちなので、意識的に「揃える」時間を取っています。特にドリンク類は、キャップの向き一つで印象が変わりますからね。

一度、私が焦って大量の缶コーヒーを補充した際、新しく入れた缶が棚の奥に入ってしまい、手前に古いのを戻し忘れたことがありました。

後でそれが発覚した時、先輩に「これ、どっちが先に出たものか一瞬わからなくなるだろ!」と少し注意されました。

あの時は「スピード優先でごめんなさい」としか言えなかったのですが、今では「フェイスアップと先入れ先出しはセット」だと肝に銘じています。

視点3:人の動きを予測する「動線」

これは少し上級者向けかもしれませんが、お客さんがどう動くかを予測する視点です。

  • 「ついで買い」されやすい場所
    例えば、パンの近くにジャムやバターが置いてあるか。お菓子コーナーで、ガムやミントタブレットが目立つ場所に置かれているか。
  • 「混雑」が発生しやすい場所
    レジ周りや、特売品の前など、人が集まる場所は、必然的に商品が減りやすいです。ここには、他の場所よりも多めに在庫を持っていく、または頻繁にチェックに行くなどの対策が必要です。

私は、この動線予測が苦手で、よく失敗しました。

特売で大量に並べたお米の横に、調味料を置くスペースを確保し忘れてしまい、お客さんがお米を手に取った拍子に調味料が棚から落ちそうになったことがありました。

あの時は冷や汗ものでしたね。あれ以来、特売品の周りには「とりあえず通り道」を確保するようになりました。

観察力を高めるための「ルーティン」

これらの視点を一度に全部やろうとすると、目が回ってしまいます。まずは、自分の作業に「3秒だけ」プラスアルファの時間を設けることから始めてみましょう。

  • 移動中に周りを見る
    台車を引いて移動している時こそチャンスです。足を止めて補充するのではなく、歩きながら「あそこの牛乳コーナー、だいぶ減ってるな」とか「あそこの野菜、水気が溜まってないかな」と頭の中でメモするんです。
  • 休憩中は記録をつけない
    休憩時間はしっかり休みましょう。ですが、トイレから戻る時や、バックヤードに戻る直前に、「次に何をすべきか、優先順位」を頭の中で一つだけ決めておくと、スムーズに次の作業に取り掛かれます。

最初は、何を観察すればいいのかすらわからないかもしれません。

でも、何度もお店で働き、失敗を繰り返すうちに、自然と「ここは危ないぞ」「ここはスッカスカだぞ」という感覚が養われてきます。

私も最初は、ベテランの人がサッと見て、サッと商品を移動させる姿を見て「魔法か?」と思っていました。

でも、あれは魔法じゃなくて、ただの「慣れと観察の積み重ね」だったんです。

品出しの仕事は、地味で目立たないかもしれません。

でも、あなたがきちんと棚を整え、お客さんが気持ちよく買い物できる環境を作っていることは、間違いなくお店の売上に貢献しています。

あなたの観察眼が、きっと明日のお店の状況をより良くしてくれるはずです。焦らず、自分のペースで、一つずつ「見る」習慣をつけていきましょうね。応援しています!

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