飲料コーナーの品出しって、正直キツいですよね。こんにちは、しなナビです。
私がこの地域密着スーパーで品出しバイトを始めて、もうすぐ1年になります。正直、始めたての頃は、台車いっぱいのビールケースを運ぶだけで精一杯でした。腕の筋肉が痛くて、次の日階段の上り下りすらつらかったのを思い出します。最近は慣れてきて、4時間で10,000歩歩くのも日常になってきましたが、それでも飲料コーナーは他の場所と比べると、体力的負担が段違いだなと感じます。
「重いものばかりで大変」「どうやったら効率よく運べるの?」
もしあなたが今、飲料コーナーの担当になってしまって、心の中でそう叫んでいるなら、この記事はあなたのためのものです。今日は、数々の失敗と試行錯誤を経て編み出した、飲料品出しの「特化テクニック」を、同じ目線でお伝えしていきたいと思います。
なぜ飲料品出しは「キツい」のか?その構造的な理由
まず、飲料品出しが大変なのは、あなたのせいではありません。これは仕事の構造そのものが原因です。
- 重量オーバー: 1ケースあたり10kgを超えることもザラです。これを何十ケースも運ぶのは、筋力トレーニングと変わりません。
- かさばる: 棚に陳列する際、体積が大きいので、一度に運べる量が限られます。
- 在庫が多い: 回転率が高い商品が多いので、常に補充が必要で、作業量が安定しません。
私が初めてビールケースを運んだ日、あまりの重さに台車に載せる際にバランスを崩して、ケースごと床にドサッと落としてしまったことがあります。幸い缶に穴は開かなかったのですが、その時の衝撃で自分の足を踏みそうになり、冷や汗をかきました。あれは本当に焦りましたね。
この「重さ」と「量」をどうにか攻略するか。それが、飲料品出しマスターへの近道です。
攻略の鍵は「台車の使い方」にあり
飲料の品出しは、ほぼ「台車(コロ台車)」との付き合いになります。台車を制する者は、飲料品出しを制すると言っても過言ではありません。
1. 荷物の「積み方」は絶対に崩さない
私は以前、発注が多くて焦っていたときに、空き箱をどかさずに、その上にビールケースを無理やり積み重ねようとして、見事に荷崩れを起こしました。台車から全ての荷物がバラバラと床に散乱し、それを拾い集めるのに30分以上かかりました。社員さんに「何やってるの」と冷たい目で見られたのは言うまでもありません。
【しなナビの安全積み込み術】
- 「どっしり」と「軽い」を分ける: 重いもの(ビールや水など)は必ず一番下、軽いもの(紙パック飲料など)は上に乗せます。
- 安定感を最優先: 縦長に高く積むのではなく、低く、広く積むことを意識してください。重心が低い方が絶対に安定します。
- 隙間を埋める: 荷物の間に隙間ができないように、段ボールの切れ端や緩衝材(なければ空きスペース)を活用して、ガタつきを防ぎます。
2. 曲がる時の「半径」を意識する
これは荷崩れ防止の応用編ですが、特に重要です。曲がる際は、台車の進行方向よりもさらに外側に体を向け、「大きな弧を描く」イメージでゆっくり進んでください。
私は一度、通路の角を曲がる際に、小回りを利かせようとして勢いよく曲がったら、通路の隅にあった飲料ケースに台車の角をぶつけてしまいました。そのまま、ぶつけたケースの中の炭酸飲料の缶がへこみ、中身が噴き出してしまったんです。後処理が大変で、その日の他の作業にも響きました。
速さよりも安全。特に飲料は破損すると掃除が大変なので、カーブは確実に減速しましょう。
品出し作業の「先入れ先出し」徹底ガイド
飲料品出しのもう一つの重要なポイントは「先入れ先出し(FIFO:First In, First Out)」です。これは、最初に入った商品を一番前に出し、新しく入ってきた商品を奥に置くというルールです。
なぜかというと、飲料、特に賞味期限があるものは、古いものから売れないと期限切れで廃棄になってしまうからです。
3. 棚の「手前と奥」を正しく使い分ける
棚を見てください。手前側と奥側で、棚板の高さや奥行きが微妙に違うことがあります。
- 手前: すでに陳列されている古い商品(先入れ)
- 奥: 今から入れる新しい商品(後入れ)
補充する際は、一度手前の商品を少し前に出して、その奥に新しい商品をズラッと並べます。そして、空いた手前のスペースに、前に出しておいた古い商品を戻します。
最初はこれが本当に面倒くさくて、私は適当に前のものと新しいものを混ぜて並べていました。すると、ベテランの先輩に「これは期限切れになっちゃうよ!」と一発で指摘されました。正直、その時は「いや、すぐ売れるでしょ」と思いましたが、それが業務だと知ってからは真剣に取り組みました。
この「ズラす→奥に詰める→手前に戻す」の動作をスムーズにする練習をすると、作業スピードが格段に上がりますよ。
人間関係に疲れないための「接触回避術」
さて、品出しの技術とは少し話が逸れますが、人間関係の話もさせてください。飲料はバックヤード(倉庫)での作業時間も長くなりがちです。その際、ベテランさんとの接触も増えます。
私は正直、人間関係が得意ではありません。誰かが作業中に話しかけてくると、集中が途切れてミスに繋がりやすいタイプです。以前、私が発注作業で必死になっているところに、先輩が「あれどうなってるの?」と聞いてきて、咄嗟に答えられず、空気が凍りついた経験があります。
飲料作業中の心得:
- 「集中モード」のサイン: ヘッドホンやイヤホン(許可されている場合)は、最も効果的なバリアです。もし許可されていなくても、顔を上げずに作業に没頭する姿勢を見せれば、話しかけづらい雰囲気は出せます。
- 聞き間違いを防ぐ: 飲料の品番や名前は、聞き間違えやすいものが多いです。「すみません、もう一度お願いします。〇〇(商品名)でよろしかったでしょうか?」と、必ず復唱してください。これにより、変な勘違いで無駄な作業をすることを防げます。私は「ミツカン酢」が「みつかんす?」に聞こえた件以降、これは徹底しています(笑)。
まとめ:失敗は「技術」を磨くためのデータ
飲料の品出しは、体力を求められる仕事です。怪我やミスも起きやすい。私も荷崩れや破損で掃除に時間を取られ、その日のノルマを達成できずに落ち込んだことが何度もあります。
でも、その失敗があったからこそ、「どうすれば安全に運べるか」「どうすれば棚をきれいに保てるか」という具体的な技術が身につきました。
気合や根性論ではなく、「どう動けばミスが減るか」という物理的な視点で考えを巡らせてみてください。そうすれば、あなたの品出しスキルは確実に向上します。
キツい作業ですが、あなたは毎日、地域の人々の生活を支える大切な商品を運んでいます。少しでも身体の負担が減るように、今日お話しした積み方や曲がり方を試してみてくださいね。応援しています!
