地域密着スーパーで働く品出しアルバイターのしなナビです。
「品出しなんて、ただ商品を棚に並べるだけでしょう?」
そう思って始める人が多いし、私もそう思っていました。実際にこの仕事を始めて、色々なことを学んだのですが、正直なところ、ただ並べるだけではダメな時があるんですよね。特に、お客様から直接声をかけられたり、何かをお願いされたりした時の対応。
「え、どうしよう…」って焦っちゃいますよね。
今回は、私自身が経験した失敗談も交えつつ、お客様に「ありがとう」と言ってもらえるような、ちょっとした気遣いや対応のコツについて、一緒に考えていきたいと思います。あくまで現場のリアルな視点なので、社員さんみたいな立派なことは言えませんが、あなたの品出しバイト生活が少しでも楽になるように、私の経験が役立てば嬉しいです。
お客様対応の「壁」と私の失敗談
品出しバイトって、基本的にバックヤードと売り場を行ったり来たりで、お客様との接触は少ないイメージがあるかもしれません。私も、最初は「話しかけられないように」と斜めの姿勢で仕事をしていました(笑)。人間関係も得意じゃないので、なるべく静かに作業を終わらせたいタイプなんです。
でも、スーパーなので、お客様がいるのは当たり前。
私がバイトを始めたばかりの頃、お惣菜コーナーの品出しをしていた時のことです。ベテランの社員さんが「しなナビさん、ちょっと通路の荷物どかしてね」と指示を出してくれた直後のこと。お客様が「すみません、この漬物、どこにあるか教えてもらえますか?」と話しかけてきたんです。
私は頭の中で「通路の荷物をどかす」ことと「漬物の場所を案内する」ことが同時に処理できず、パニックになりました。結局、「ええと、あそこの棚の…たぶん…」と、曖昧な返事しかできず、お客様は結局自分で探すことになってしまいました。後で先輩に聞いたら、「あの漬物は、たしか一番奥の特設コーナーだよ」と教えてもらい、自分の案内不足を痛感しました。
気合や根性でどうにかなるわけじゃない。こういう時こそ、具体的な対応の技術が必要だと感じた瞬間でした。
「ありがとう」を引き出すための三つの基本技術
お客様に感謝される対応は、特別なスキルというより、現場で役立つシンプルな技術の積み重ねです。ここでは、私が「これ、役立つな」と感じたポイントを3つご紹介しますね。
1. 迷ったら「すぐに聞く」ことの重要性
お客様からの質問に対して、自分の知識だけで答えようとしてはいけません。特に、商品が多すぎるスーパーだと、新人のうちは当然分かりませんよね。
私が初めてお酒の補充に入った時、「このお酒、どこに戻せばいいですか?」と聞かれたんですが、ラベルが似ていてどれがどれだかわからず、「えーっと、あそこの棚の、一番下?」と適当に指差してしまいました。結果、お客様は違う銘柄を探すことになり、無駄足を踏ませてしまったんです。
対応の鉄則: 分からない質問をされたら、正直に「申し訳ありません、私、新米なので正確な場所がわかりません。すぐに担当の者(またはベテランの先輩)に確認してまいりますので、少々お待ちいただけますか?」と伝えましょう。
そして、すぐに確認しに行くこと。その場を離れる前に「少しだけお待ちくださいね」と一言添えるのがポイントです。これで、お客様は「無視された」と感じることはありません。
2. 作業中の「一旦停止」とアイコンタクト
品出し作業中は、台車や段ボールで視界が遮られがちです。私は荷崩れを起こさないように必死なので、つい前だけを見て作業に集中してしまいます。でも、それだとお客様との接触機会を逃してしまうんです。
ある日、私が重たいビールケースを運んでいた時、ちょうど通路の角を曲がろうとしたら、横からベビーカーがスーッと来たんです。気づかず突っ込みそうになり、冷や汗をかきました💦。
お客様に声をかけられなくても、こちらから気づく努力が必要です。
対応の鉄則: 大きな荷物を動かす時や、棚の前で集中して作業している時でも、数秒に一度は顔を上げて、通路の左右を確認するクセをつけましょう。誰かと目が合ったら、軽く会釈するか、笑顔でなくても良いので「(作業中です)」という意思表示をすることが、実は一番の安全対策であり、親切心につながります。
3. 「先入れ先出し」の先にあるもの
品出しの基本は「先入れ先出し(古いものを前に出すこと)」ですよね。これは商品の鮮度を守るための絶対ルールですが、お客様の視点に立つと、もう一つ大切なことがあります。それは「フェイスアップ(商品をきれいに揃えること)」です。
私も最初は面倒で、適当に奥から手前に並べるだけでしたが、ある時、お客様が「あら、棚が綺麗に揃っていると気持ちがいいわね」と呟いているのを聞いたんです。
対応の鉄則: 商品を並べる際、ほんの少しだけ指でラベルを揃えたり、空いたスペースに商品を「ピシッ」と奥まで押し込む。この一動作で、棚全体が整って見えます。
これは、お客様が欲しいものを見つけやすくするだけでなく、「このお店は管理が行き届いているな」という印象を与えます。私自身、無愛想かもしれませんが、この「フェイスアップ」を丁寧に行うようになってから、品出し後の棚が美しいと、自分の中でちょっとした達成感を得られるようになりました。精神論ではなく、物理的な美しさの追求、ですね(笑)。
人間関係に疲れたら、作業に集中
もちろん、どんなに丁寧に対応しても、中には理不尽なクレームを言うお客様もいらっしゃいますし、職場の人間関係がギスギスしている時もあります。
私は、発注作業中の先輩に話しかけてピリッとされた経験がありますし、正直、人間関係が得意ではありません。だからこそ、お客様対応に疲れたら、無理に愛想を振りまくよりは、自分の持ち場に戻って「いかに早く、正確に、次の作業に取り掛かれるか」に集中することを自分に許しています。
お客様に「ありがとう」と言ってもらえたらラッキー、くらいの軽い気持ちで大丈夫です。大切なのは、あなた自身が今日の仕事を気持ちよく終えられることです。
今日お伝えしたちょっとした技術や気遣いは、あなたの品出しの質を確実に上げてくれます。最初は慣れなくて焦るかもしれませんが、一つずつ試してみてください。明日もあなたのバイト生活が少しでもスムーズに進むよう、心から応援していますよ!
