品出しバイトを始めたばかりの皆さん、こんにちは。「しなナビ」です。
この前も、新しく入ってきた高校生のバイトの子が、一生懸命ピシッと商品を並べているのを見たんです。すごい頑張ってるな、とは思うんですが、ちょっと時間がかかってるかな?という印象でした。
品出しって、最初は本当に時間がかかりますよね。だって、右も左もわからない状態で、どこに何があるかも分からず、とにかく早く陳列しなきゃっていう焦りだけが先行しがちですから。私自身もそうでした。早くしなきゃ、ミスしたらどうしようって思って、かえって手が止まることもしばしばでした。
でも、安心してください。品出しのスピードは、「気合」や「根性」で上がるものではなく、「技術」と「考え方」で上がるものなんです。
今日は、私が日々の現場で試行錯誤し、少しずつスピードを上げてきた具体的な「品出しスピードアップ術」について、私の失敗談も交えながら、正直にお話ししたいと思います。これを読めば、きっとあなたの品出しも効率的になるはずですよ。
焦りは禁物!「ミスをしないこと」が一番のスピードアップ
いきなり矛盾してるように聞こえるかもしれませんが、スピードを上げようと焦るほど、私たちはミスをしやすくなります。そして、そのミスを直す時間こそが、最も無駄な時間なんです。
私がこの事実に気づいたのは、あの「お菓子の補充地獄」の時でした。
新商品のポテトチップスが大量に入荷した日、私は「早く全部並べなきゃ!」と焦って、隣の棚の塩味とチーズ味の場所を間違えて、それぞれ別の棚にドカッと補充してしまったんです。パッケージが似ていたんですよね。
それに気づいたのは、1時間後でした。棚を見て「あれ?チーズ味がないのに、塩味が二列もあるぞ?」と気づいた時は、冷や汗が出ました。結局、他の作業を中断して、在庫を戻したり、正しい場所に移動させたりするのに30分以上かかったんですよ。その30分、もし最初から確認しながら丁寧にやっていたら、全くかからなかったはずの時間です。
結論:最初は「遅くていいから、絶対にミスをしない」ことを最優先にしてください。
ミスを減らすための具体的な行動は、後ほど解説しますね。
現場の地図を頭に入れる:場所と在庫の把握を最優先に
品出しで一番時間を食う原因は、「あれ?この商品どこだっけ?」と探す時間です。これは、現場を把握していない証拠です。
1. 商品の「定位置」を覚える
全ての商品の定位置を一度に覚えるのは無理です。まずは、あなたが今日品出しするカテゴリーだけを徹底的に覚えましょう。
例えば、今日は調味料の品出しを担当するなら、醤油、味噌、みりん、酢…それぞれの棚番号や場所を、納品された段ボールと照らし合わせながら完全に頭に入れます。
2. 陳列台と在庫場所をセットで覚える
私たちの店では、品出し用の在庫がバックヤードの棚に置かれています。商品を探す時、あなたがやることは「陳列棚を見て→バックヤードの在庫棚を見て→商品を探す」という動作です。
この「陳列場所」と「在庫場所」が近ければ近いほど、移動距離と探す時間が短縮されます。
私は、ビールケースの品出しでこれを徹底的にやりました。ビール缶の在庫は、店の奥のパレット置き場にありますが、対応する陳列棚のすぐ横に空のケースを置いて、そこから必要な分だけ取って品出しする。このワンアクションで、何度も奥まで往復する手間がなくなりました。
効率化の秘訣!「移動」と「準備」の時間を削る方法
品出し作業は、大きく分けて「移動」「商品準備」「陳列」の3つのフェーズがあります。このうち、最も時間を節約できるのは「移動」と「準備」です。
1. 台車は「荷物の家」と考える
品出しで使う台車(ドーリーやコロ台車)は、あなたの作業の効率を左右します。
私の経験上、一番非効率なのは「台車に荷物を詰め込みすぎて、途中で崩れること」です。
あの荷崩れはトラウマです。以前、急いで休憩に向かおうとして、バランスが悪くなったコロ台車ごと荷物をぶちまけてしまったことがありました。中身は洗剤や調味料など重いものばかりで、片付けに1時間以上かかりましたね…。
台車の積載ルール:
- 重いものを下に、軽いものを上に。これは鉄則です。
- 種類ごとにまとめる。例えば、調味料だけ、飲料だけ、と分けて積むと、棚に到着した時、どこから手を付けていいか迷いません。
- 陳列棚の近くまで移動させる。作業エリアから台車を少し離れた場所に置いてしまうと、結局商品を運ぶ距離が増えます。
2. 事前準備で手を止めない
商品を持って棚に着いたら、いちいち段ボールを開けて中身を取り出すのに手間取らないようにしましょう。
- 開封は移動中に済ませておく: 段ボールを開けるカッター作業は、台車を引いている最中や、棚の横に到着してからすぐに行うようにします。
- フェイスアップを意識しすぎない(最初は): 新しいバイトの方は、「フェイスアップ(陳列面を正面に向けること)」に気を取られて、一つ一つの商品を丁寧に揃えようとしてしまいがちです。もちろん、最終的には必要ですが、まずは「在庫を無くさないこと」を優先してください。スピードが上がってから、きっちり整え直せば大丈夫です。
人間関係とメンタル:孤立せず、でも深入りしない
品出し作業はチーム戦ではありますが、効率化を考える上では、人間関係のストレスを減らすことも大切です。
私は正直、人間関係はあまり得意ではありません。職場で先輩がイライラしている時や、コソコソ話しているのを見ると、話しかけるのが怖くなって手が止まってしまうんです。
ある時、発注作業中で集中している先輩に「これ、どこに置けばいいですか?」と聞いたら、すごいピリッとした空気で「見て分からないの?」と言われてしまい、それ以来、先輩が忙しそうにしている時は、メモ帳に質問を書いて、作業が終わるのを待つようにしました。
質問は「タイミング」と「具体性」を意識する
スピードを上げるためには、分からないことを放置してはいけません。しかし、質問の仕方が悪いと、相手の作業を邪魔してしまい、かえって全体の効率を下げます。
- タイミング: 相手が手が空いている時、特に移動中や、次の作業に移る前などを狙いましょう。
- 具体性: 「これ、どうしたらいいですか?」ではなく、「Aという商品が、棚のBとCの間に補充すれば良いか、確認させてください」と、選択肢を提示して聞くと、相手も答えやすいです。
自分が「気合で乗り切ろう」とするよりも、聞くべきことは聞いて、あとは自分の作業に集中する。これが、私なりの人間関係を円滑にする(そして自分の集中力を保つ)コツでした。
まとめ:焦らず、技術を積み重ねる
品出しのスピードは、今日明日で劇的に上がるものではありません。それは、あなたが数多くの商品を扱い、現場の動線を体に覚え込ませていくうちに、自然と身につくスキルです。
最初はビールケースで腕にあざを作ったり、お酒をぶちまけて棚を拭きまくったり(これも経験しました💦)、色々あると思います。でも、その失敗こそが、次はどう動けばいいかを教えてくれる最高の教材です。
完璧を目指さなくていいんです。まずは「今日はあのエリアの定位置を完璧に覚えるぞ」とか、「今日は荷崩れをゼロにするぞ」という小さな目標を持って、一歩ずつ着実に進んでいきましょう。
私もまだまだ修行中の身ですが、あなたの品出しバイト生活が少しでも楽になるように、これからも現場で役立つ情報を発信していきますね。一緒に、地域密着スーパーを支えていきましょう!応援しています!💪
