【腰痛対策】重い飲料やお米の品出しで体を痛めないための正しい持ち方

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【腰痛対策】重い飲料やお米の品出しで体を痛めないための正しい持ち方

「品出しバイトなんて楽勝っしょ!」なんて思って始めたあなた、きっと今頃「あれ?なんか腰が痛いかも…」ってなっていませんか?

しなナビ

私もそうでした。

正直、この仕事、思っていたよりずっと体力を消耗しますよね。

特に、地域密着型のスーパーだと、重いものも自分たちで対応しなきゃいけない場面が多いじゃないですか。

ビールケースとか、2リットルのペットボトルとか、お米とか…。

今回は、そんな「重労働」と隣り合わせな品出しバイトで、体を壊さないための具体的な持ち方と、私が実際に失敗して学んだ教訓についてお話ししたいと思います。

私自身、この仕事で体重が5kg減ったのは、気合いで動いていたからじゃなくて、重いものを持ち運ぶ回数が圧倒的に多いからです。

だからこそ、正しい方法を知っておくことが、長く続ける秘訣なんです。

目次

品出しバイトは「筋トレ」?地味だけど重要な「体の使い方」

品出しバイトを始めたばかりの頃、私は「気合でなんとかなる」と思っていました。

でも、数週間経つと、朝起きるのがつらくなってきて、鏡を見ると姿勢が悪くなっている気がして…。

ベテランの先輩たちは、重たいものを軽々と運んでいるように見えますが、あれは慣れや力任せではなく、実は「体の使い方」を知っているからなんですよね。

これをサボると、本当に体を壊します。

後から後悔しても遅いので、最初のうちに正しいフォームを身につけましょう。

ビールケースを安全に運ぶための「基本の持ち方」

一番厄介なのが、ビールケースやそれに近いサイズの重たい段ボールですね。

あれって、持ってみると予想以上に重いんですよ。

私が以前、ビールケースを運んでいる最中に、バランスを崩して荷物を全部ぶちまけてしまった失敗談は、今でも思い出すと冷や汗が出ます。

大切なのは、「腰を落とす」こと。これに尽きます。

  • 足のスタンス
    足を肩幅よりも少し広めに開きます。これは、体が安定するための土台を広くするためです。
  • 重心を低く
    膝をしっかり曲げ、お尻を突き出すように腰を落とします。このとき、絶対に腰を曲げないように注意してください。あくまで膝を使って屈伸運動をするイメージです。
  • 密着させる
    荷物は体幹、つまりお腹の前にできるだけ引き寄せます。体から離れるほど、テコの原理で腰にかかる負担が何倍にも跳ね上がります。
  • 持ち上げる瞬間
    持ち上げるときは、背筋をまっすぐにしたまま、足の力(大腿四頭筋)を使って立ち上がるように持ち上げます。腰の力で「えいっ」と持ち上げようとすると、必ずどこかを痛めます。

私も最初は、荷物を体から離して持ち上げようとして、「よし!」と気合を入れた瞬間に、荷物の重さで体勢を崩しかけました。

しなナビ

あれは本当に恐ろしいですよ…

ペットボトルや2L飲料の「山積み」を運ぶ際のコツ

飲料ケースは、上に積まれていると高さが出てしまい、視界が遮られたり、重心が不安定になったりしますよね。特に、角を曲がる時は要注意です。

私がやらかした失敗の一つに、大きな台車(コロ台車)で飲料ケースを運んでいるとき、角を曲がり損ねて床に置いてあった別のケースに激突させてしまい、中身が床一面にお酒まみれになったことがあります。

しなナビ

後片付けに1時間以上かかりました…

飲料ケースを運ぶときは、以下の点に気をつけてください。

  1. 視界の確保
    高く積むのは我慢しましょう。もし積む必要があるなら、必ず誰かに前を歩いてもらって誘導してもらうか、ゆっくりと進路を確認しながら移動します。
  2. 手の添え方
    握るだけでなく、ケースの底面や側面に手のひらを広く添えることで、接地面を増やし、安定させます。
  3. 「見えない部分」を意識
    自分が持っている荷物の「裏側」や「側面」が、通路にある障害物や他の人の体と接触しないか、常に想像しながら動く癖をつけましょう。

発注ミスで体を壊す前に:「先入れ先出し」と在庫の管理

品出しは「並べる技術」だけではありません。

実は「在庫管理」の視点を持つことも、体を守る上で重要だと気づきました。

例えば、棚の奥に古い在庫が残っているのに、手前に新しい商品を詰めてしまう(先入れ先出しができていない)とどうなるか?

  • 次に補充に来た人が、奥の古い商品を取り出すために、手前の新しい商品を一旦どかさなければならなくなります。
  • 結果、二度手間になり、無駄な動きが増え、結果的に体が余計に疲弊します。

私も、焦って似たパッケージのお菓子を違う棚に大量に補充してしまい、後から発注と在庫が合わなくて、それを修正するのに30分以上かかったことがあります。

その時の焦燥感と、無駄な動きで体力を消耗した感覚は忘れられません。

「一度で完璧に、正しい位置に置く」こと。これが結果的に、体への負担を減らす一番の近道だと、失敗から学びました。

人間関係に疲弊しないためのマインドセット

品出し作業中って、どうしても先輩や社員の方に質問したり、指示を受けたりしますよね。

ただ、私が人間関係があまり得意ではないこともあり、ピリピリした空気の時に話しかけてしまい、後でちょっと冷たい対応をされてしまったこともあります。

重いものを持つ作業は、集中力が必要です。指示を出す側も焦っている時があります。

もし、先輩が忙しそうに発注作業をしている最中に話しかけてしまったら、相手はイラッとするかもしれません。

私の場合は、少し距離を置いて様子を見て、「少しお聞きしてもよろしいでしょうか?」と声をかけるようにしています。無理に会話を始める必要はありません。

仕事は仕事です。

人間関係を深めることよりも、「怪我なく、淡々と自分の持ち場をこなす」ことの方が、長期的に見れば何倍も大切だと私は考えています。

まとめ:あなたの体は一番の資本です

品出しバイトは、確かに体力勝負な部分があります。

でも、だからこそ、気合い論で乗り切ろうとするのは危険です。

今日お伝えした「膝を使う」「腰を落とす」「荷物を体に近づける」といった具体的なフォームは、明日からすぐに実践できます。

これを意識するだけで、数週間後のあなたの腰の痛みは全く変わってくるはずです。

自分の体を守るための技術を磨くことは、決してサボりではありません。

むしろ、この仕事を長く続けるための、最も賢い戦略です。今日も一日、無理せず、でも確実に、一つ一つの商品を丁寧に運びましょう。応援しています!

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