冷蔵・冷凍庫担当はつらい?寒さ対策と体調管理の秘訣

当ページのリンクには広告が含まれています。
冷蔵・冷凍庫担当はつらい?寒さ対策と体調管理の秘訣

冷蔵・冷凍庫担当はつらい?寒さ対策と体調管理の秘訣

しなナビ

こんにちは、しなナビです。いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます。

新しく品出しバイトを始めるあなたや、品出しを始めて間もないあなたは、きっと今、たくさんの不安を抱えていることと思います。

  • レジ打ちよりはマシかな?
  • でも、重いものを持つのはきついかも…

なんて考えているかもしれませんね。

今日は、品出しの中でも特に「きつい」と言われがちな、冷蔵・冷凍ケースの担当について、私のリアルな体験をもとにお話ししたいと思います。

  • 冷凍食品とか、ずっと寒いところにいるの、健康に悪くない?
  • 冷たい作業で手がかじかんだらどうしよう?

そんな不安、私も経験しました。

特に冬場、他の部門のスタッフが暖房の効いたバックヤードで作業しているのを見ると、なんだか自分が損をしているような気分になることもありました。

でも、ご安心ください。冷凍庫担当には、他の場所にはないメリットも、そして寒さを乗り切るための具体的なテクニックもあるんです。

目次

冷蔵・冷凍担当の「真実」:寒さのレベルと実態

まず、冷蔵・冷凍ケースの仕事は本当に寒いのか?という点について、正直にお話しします。

結論から言うと、「部門によるが、慣れないうちは想像以上に寒い」です。

冷蔵ケース(チルド)の場合

冷蔵ケースは、だいたい0℃~5℃くらいに保たれています。ここは比較的耐えやすいことが多いです。

しなナビ

夏場はむしろ天国に感じられるくらいかもしれません。

ただし、商品が背の高い棚(ゴンドラ)になっている場合、奥に入って作業するときは冷気がダイレクトに来ます。

私は、冬場にヨーグルトを補充していると、手がすぐに感覚を失いそうになりました。

冷凍ケース(フローズン)の場合

冷凍ケースは地獄です。

特に、業務用の大きな冷凍庫や、アイスクリームなどのマイナス18℃以下の場所に入って作業する場合は別格の寒さです。

私が初めて冷凍ケースを担当したとき、防寒着を貸与されたのですが、その「防寒着」がペラッペラのナイロンジャケット一枚だったんです。

まるで「やる気で乗り切れ!」と言われているようで、思わず笑ってしまいました。

初めての数時間は、体全体がこわばってしまい、商品の棚割り(どこに何を置くか)を覚えるどころではありませんでした。「これでは体が壊れる」と本気で思いましたよ。

私が実践した「寒さ対策グッズ」と服装のコツ

精神論は好きではない、とお伝えしてきましたが、寒さだけは精神力でどうにかなるものではありません。

ここでは、私が実際に試して効果があった、具体的な対策をお教えします。

1. 「見えないところ」の防寒が命

多くの人が、一番目立つアウターに気を取られがちですが、品出しの防寒で最も大切なのは、「見えないところ」です。

なぜなら、スーパーの制服や貸与された防寒着は、見た目を優先して防寒性が低いことが多いからです。

  • インナーはユニクロ一択です
    ヒートテックやエアリズムなどの高機能インナーは必須です。特に「極暖」タイプは冷凍ケースに入るならケチらない方がいい。肌が冷たいと、体温が下がるスピードが段違いになります。
  • ネックウォーマーを隠す
    首元からの冷気の侵入は想像以上に体を冷やします。私は制服の襟元から、薄手のフリース素材のネックウォーマーをチラッとだけ覗かせていました。
  • カイロの貼り付け位置
    お腹やお尻の大きな血管の近くに貼ると、全身が温まりやすいです。特に背中側は、台車に寄りかかったりするときに熱を奪われやすいので、背中用の大きめのカイロを貼るのがおすすめです。

2. 手の冷たさ対策:作業効率とのバランス

手が冷えると、作業効率がガクッと落ちます。

商品を掴む、値札を直す、といった細かい作業ができなくなると、結局時間がかかってしまい、焦ってミスを誘発します。

  • 指なし手袋の活用
    冷凍庫に入る際は防寒手袋をしますが、冷蔵ケースで商品の陳列(フェイスアップ)をする際は、指先が見えないと作業がしにくいですよね。私は、薄手の作業用手袋(軍手とは違う、滑り止め付きのもの)をはめ、その上から指先だけ出せるタイプの手袋を重ねていました。手が温かいと、作業スピードが格段に上がります。

3. 休憩時間の「温め直し」を計画的に

作業中ずっと防寒対策をしても、限界があります。大事なのは、短い休憩時間をどう使うかです。

私は、4時間のシフトの中で、最低2回は「温まる時間」を意図的に作っていました。

  • 熱い飲み物をキープ
    魔法瓶に熱々のお茶や白湯を入れて持っていき、休憩時間中に一気に飲みます。内側から温めるのは、外側から温めるより持続性があります。
  • ストレッチの徹底
    作業の合間や休憩中に、肩甲骨周りや股関節をしっかり伸ばすようにしていました。体が固まっていると血行が悪くなり、冷えの原因になります。

冷凍・冷蔵担当ならではの「隠れたメリット」

正直、寒さはつらいです。体調管理も他の部門より気を遣います。

しかし、私も経験者として、この担当には他の部門にはないメリットがあることを知っています。

1. 集中力が持続しやすい

これは本当に意外な発見でした。バックヤードで大量の段ボールを開封していると、どうしても周りの人の動きや、事務所の電話の音など、気が散る要素が多いですよね。

しかし、冷凍・冷蔵ケースの前は、基本的に「自分との戦い」になります。周りの雑音も少なく、寒さ対策さえしっかりしていれば、自分のタスクに没頭しやすい環境なんです。

私のように、人間関係があまり得意ではない人間にとっては、誰にも話しかけられずに黙々と作業できるのは、精神衛生上非常に良かったりします。

2. ダイエット効果が抜群(しかも継続しやすい)

これはもう、体の変化として実感しています。

私が品出しを始めてから体重が5kg減った話は以前もしましたが、冷凍・冷蔵ケースでの作業は、他の部門よりも運動量が多いと感じます。

体を温めようと、無意識のうちに筋肉が動き続けたり、体が冷えることで基礎代謝が上がっているのかもしれません。

汗をかくことは少ないですが、気づいたら体がポカポカしていることもありますし、何より体が引き締まっていくのを感じました。

しなナビ

健康的に痩せたい人には、ある意味、最高の環境かもしれません。

先輩として伝えたい、体調管理の心得

最後に、体調を崩さないために最も重要なことについてお話しします。

それは、「無理に根性を出さないこと」です。

私も以前、先輩に「冷凍庫なんて、気合があれば平気だよ!」と言われて、防寒対策をサボった結果、次の日、案の定、風邪をひきました。

そして、シフトを休むことになり、残された同僚にしわ寄せがいってしまい、余計に気まずい思いをしました。

あなたがもし、体が冷えて関節が痛いと感じたら、それは体からのストップサインです。その日の作業量を少し減らすか、早めに休憩を取りましょう。

ベテランスタッフは、長年の経験で「この寒さならこれくらい大丈夫」というラインを知っていますが、始めたばかりのあなたの体は、まだそのラインを把握できていません。

自分の限界を正直に把握し、対策を打つことが、結果的に長く続ける秘訣であり、職場にとっても一番ありがたい行動だと私は思っています。

品出しは、ただ商品を陳列するだけでなく、お店の鮮度と安全を守る大切な仕事です。

特に冷凍・冷蔵ケースは、お客さまが安心して商品を選べるかどうかの最前線。少し大変ですが、しっかり準備をすれば乗り越えられますよ。

今日お話しした対策を試して、あなたの品出しライフが少しでも楽になることを願っています。また次の記事でお会いしましょう。応援しています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次