品出しバイトを始めたばかりのあなた、お疲れ様です!「しなナビ」です。
スーパーの仕事って、思っている以上に体力を使いますし、覚えることも多いですよね。特に、生鮮食品やチルド品を扱うようになると、「これって本当に新鮮なのかな?」「お客さんに変なもの渡したらどうしよう…」なんて、余計な不安が出てきたりしませんか?
私も最初は、棚に並んでいるお刺身のパックを「なんとなく」で並べていました。でも、ある時、店長に「しなナビさん、このマグロ、消費期限が明日だよ?もっと新しいの出して」と、ちょっとだけ冷たい声で注意されたんです。あの時は、「え、全部同じに見えるのに…」と頭の中が真っ白になりました(笑)。
でも、この仕事をしていると、自然と「鮮度の見極め方」が身についてきます。これは、気合や根性ではなく、「見て」「触って」「知る」という技術なんです。今日は、私が日々の業務で実践している、スーパーの品出し担当者だからこそ知っている、鮮度の良い商品を見分けるための具体的なコツを、正直にお伝えしていきますね。
鮮度チェックの基本:まずは「見る」ことから
品出しの基本は、とにかく棚をよく見ることです。ただ商品を補充するだけでなく、「この棚の状態はどうかな?」と一度立ち止まって確認する癖をつけましょう。これが、ミスを減らし、結果的にスピードアップにも繋がるんですよ。
1. パッケージの状態をチェックする
一番わかりやすいのが、パッケージの状態です。
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液漏れ・水濡れがないか:
チルド品や加工肉の周りに、ドリップ(肉や魚から出る水分)や、他の商品の液体が滲んでいないか確認してください。液漏れは、他の商品の鮮度を悪くする原因にもなりますし、見た目も悪いです。以前、調味料の棚で、醤油のキャップが緩んでいるのに気づかず、棚全体をベトベトにしてしまったことがあります。あれは本当に地獄ですよ…。醤油のベトベトは、なかなか取れませんからね💦。 -
空気が入っていないか:
真空パックやラップされた商品の場合、空気がパンパンに入っていたり、逆に異常に空気が抜けていたりしないか見ましょう。特にハムやソーセージ類は要注意です。少しでも変に膨らんでいるのは、中身が傷み始めているサインかもしれません。 -
賞味期限・消費期限は「最新」か:
これは基本中の基本ですが、焦っていると見落としがちです。期限が近いものは、必ずバックヤードに戻すか、廃棄の準備をします。私は、期限違いの同じ商品を同じ場所に並べてしまい、後から気づいて全力で入れ替えるという大失敗をしたことがあります。時間短縮どころか、余計な作業が増えるだけなので、焦る気持ちはわかりますが、ここは冷静に確認しましょう。
2. チルド・生鮮品特有のチェックポイント
特にデリケートなのが、牛乳、ヨーグルト、お肉やお魚のコーナーですね。
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肉の色味とドリップ:
お肉は、鮮やかな赤色をしているのが理想です。もし、全体的に茶色っぽく変色していたり、パックの底に黒っぽい液体(ドリップ)が溜まりすぎているものは避けましょう。ドリップが多いということは、空気に触れる時間が長かったり、温度管理が適切でなかった可能性もあります。 -
魚の目の濁り:
魚は、目が澄んでいて黒目がはっきりしているものが新鮮です。目が白く濁っている魚は、かなり時間が経っています。これは素人でもわかりやすいポイントなので、自信を持って避けてください。 -
野菜のハリと水分:
葉物野菜や果物は、ハリがあるか、ツヤがあるかを見ます。しなびていたり、根元が黒く変色していたり、手に持った時にフニャフニャしているものは、もう次の人には渡したくないですよね。
「先入れ先出し」を制する者が鮮度を制す
私が品出しの技術を学ぶ上で一番重要だと感じたのは、「先入れ先出し(FIFO:First In, First Out)」の徹底です。これは、先に工場や倉庫に入ってきた(賞味期限が近い)商品を、先に店頭に出す、というルールです。
ベテランさんは、この入れ替え作業が驚くほど速いんですが、初心者のうちはここが一番時間がかかるポイントかもしれません。
焦ると必ずミスをする
私も、この入れ替え作業で何度か地獄を見ました。特に缶詰や瓶詰のように、見た目が全く同じでも中身やサイズが微妙に違う場合があるんです。
例えば、同じメーカーのトマト缶でも、「カット」「ホール」「ダイス」など種類がありますよね。急いで奥の賞味期限が新しいものと入れ替えようとして、カットとホールを間違えてしまい、ベテランの先輩に「しなナビさん、これ、お客さんが開けたらどうなると思う?」と、ため息交じりに指摘されたことがあります。
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古いものを手前に、新しいものを奥に:
これは鉄則です。特に、棚の奥から手前に向かって商品を並べるのではなく、必ず手前の商品を少し前に出して、奥に新しいものを入れる、という動線を意識してください。 -
「新しいものを奥に置けない」なら、一度全部出す:
棚がパンパンで、どうしても奥に新しいものを入れたいのにスペースがない時がありますよね。無理に押し込むと、商品が破損したり、棚から落ちたりします。そういう時は潔く、手前にある商品を一旦「台車」や「空の段ボール」の上に全部下ろしてしまいましょう。そして、新しいものを奥から順番に並べ直す方が、結果的に早く、正確に終わります。
ベテランの真似はしなくていい、自分の感覚を信じる
最初は、ベテランの先輩が「え、なんであんなに速いの?」って感じるかもしれません。彼らは、商品の重さや感触で鮮度を判断している場合があります。例えば、卵のパックを軽く振って音を聞いたり、牛乳のカートンの膨らみを指で触って確認したり。
でも、あなたが始めたばかりの段階で、彼らの真似をして無理にスピードを上げようとしなくて大丈夫です。むしろ、無理をすると、私が経験したような「商品破損」につながります。
私は以前、ビール缶のケースを台車に積む際、どうにもバランスが悪くて「もうこれでいいや」と無理矢理押し込んでしまい、移動中にバランスを崩してガラガラと全部ぶちまけてしまったことがあります。缶が何本も凹み、棚の下がビールまみれになり、後処理に一時間以上かかりました。あの時の青ざめた顔、忘れられません(笑)。
スピードは、「正確に作業を終える」ことを繰り返すうちに、後からついてくるものです。今日は一つでも「これは新鮮だ」と自信を持って並べられた、という経験を積み重ねてください。
品出しの仕事は、地味に見えて、実は地域のお客様の食卓を支える、とても大切な仕事です。あなたが丁寧にチェックして並べた商品が、誰かの美味しい一食に繋がっているんですよ。
焦らず、一つ一つの作業を丁寧に進めていけば、必ずあなたも「鮮度を見抜ける」頼れる仲間になれます。今日も一緒に頑張りましょうね!応援しています。
