人手不足で業務過多…広い売り場を一人で担当する際の乗り切り方

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人手不足で業務過多…広い売り場を一人で担当する際の乗り切り方

人手不足で業務過多…広い売り場を一人で担当する際の乗り切り方

しなナビ

こんにちは、「しなナビ」です。今日も一日、売り場を駆け回っていますか?

さて、今日はちょっとシビアなテーマ、「人手不足で売り場が広すぎて手が回らない!」という、多くの品出しバイトさんが直面するであろう現実にフォーカスしたいと思います。

私自身も、この地域密着型スーパーに来てからずっと人手が足りない状況で働いています。

社員さんもアルバイトさんも忙しそうで、フロアを一人で担当するなんてザラにあることです。

「なんでこんなに商品が空っぽなのに、私一人で回らなきゃいけないの?」と、心の中で叫びたくなる瞬間、ありますよね。

初めての品出しバイトで「広い売り場を一人で任される」ことになった時、私もパニックになりました。

今日は、そんな「ワンオペ」状態をどう乗り切るか、私の実体験に基づいた具体的なテクニックとマインドセットをお伝えしますね。

目次

ワンオペで感じる「焦り」と「絶望感」の正体

まず、認識しておきたいのは、ワンオペで焦るのは「あなたが特別ダメだからではない」ということです。

人が足りないのにやるべきことは変わらない。このアンバランスさが、私たち現場の人間を追い詰めるんです。

私自身、新人の頃、担当エリアが広いことに気づかず、とりあえず一番目立つ場所から埋めようと意気込みました。

でも、気づいた時には他店の応援に出ていた先輩が戻らず、気づけば、私の持ち場である日用品コーナーの半分がスカスカ。

お菓子コーナーも新商品の陳列が全然終わっていない。

その時、本当に「絶望」しました。どう考えても物理的に無理。

この時、先輩が言っていた「気合で乗り切れ」みたいな精神論は全く役に立たないと悟りました。

必要なのは、「割り切り」と「優先順位付けの技術」なんです。

乗り切り戦略その1:最優先事項を見極める「ダメージコントロール」

ワンオペで一番やってはいけないのは、「すべてを均等にやろうとすること」です。それは絶対に破綻します。

客視点で考える「緊急度」

私がワンオペ(一人作業)で売り場を回る際に、真っ先に手をつけるべきだと考えている優先順位は、以下の3点です。

  1. 「死活問題」となる生活必需品の欠品
    お客様が「これがないなら他の店に行こう」と考えてしまう、牛乳、卵、食パンなどの棚が空になっている状態です。これは店の信頼に直結するため、最優先で対応します。
  2. 「機会損失」に繋がる売れ筋・特売品の品薄
    チラシに掲載されている特売品や、レジ前で「ついで買い」されやすいお菓子などが不足している状態です。これは店の売上に直接響くため、優先的に補充します。
  3. 「店の印象」を悪くする陳列の崩壊
    商品が棚から落ちそうになっていたり、空の段ボールが放置されていたりする場所です。お客様に「だらしない店だな」という印象を与えてしまうため、急いで整えます。

乗り切り戦略その2:スピードの落とし穴「二度手間」を避ける

スピードを上げようと焦ると、必ずミスが増えます。私の品出し人生における最大の教訓は、「スピードアップの秘訣は、ミスをしないこと」です。

特にワンオペでは、誰かにチェックしてもらう時間がないため、自分が完璧に仕上げる必要があります。

「顔が見える」状態を維持する

品出しにおける「顔が見える」とは、「フェイスアップ(商品を正面向きに揃える作業)」を意味します。

ワンオペで時間が無いと、「とりあえず前の棚に商品を押し込むだけ」になりがちです。

しかし、これにより裏側に何があるかわからなくなり、次の人が(もしくは次の自分が)商品を探すのに時間がかかってしまいます。

私が過去にお菓子コーナーで、塩味とチーズ味を間違えて大量補充し、後で泣きながら修正したことがあります。

あれは、商品が棚の奥に引っ込んで、パッケージの正面が見えにくかったのが原因でした。

ワンオペの時は、「一つ棚を入れるごとに、確実にフェイスアップして、裏側が見えないようにする」。

この小さな動作をサボらないことで、全体の作業効率が劇的に改善します。時間がかかっているように見えて、実はこれが一番の近道です。

運搬・移動の「無駄」を削る

広い売り場を一人で担当すると、移動時間が馬鹿になりません。私は4時間のバイトで1万歩を歩くなんてざらでした。

  • コロ台車(平台車)の賢い使い方
    一度に運ぶ量を最大化するのは大事ですが、バランスを崩すと私の荷崩れ事件みたいになります。ワンオペの時は、「無理なく一度で運べる最大値」を見極めてください。ギリギリを攻めると、バランスを崩した時のリカバリーに時間がかかります。
  • 必要なツールを常に手元に
    カッター、ガムテープ、ハンディ端末などは、自分の持ち場を離れる前に必ず身につけておく。何かを取りに戻る動作ほど、時間のロスにつながるものはありません。

乗り切り戦略その3:人間関係の「割り切り」と心の健康

人手不足の現場は、どうしてもピリピリしがちです。

ワンオペで自分の業務がパンクしている時、他部署からのヘルプ要請や、先輩からの「なんでまだあれが終わってないの?」というプレッシャーがさらにのしかかってきます。

「波風を立てずに受け流す」技術

私は人間関係が得意ではありませんが、この仕事で生き残るためには、「相手の感情と自分の業務を切り離す」ことが重要だと学びました。

例えば、発注作業中の先輩に話しかけて怒られた経験があります。あの時、私は「怒られた」という感情に引っ張られて、その後の作業効率がガクッと落ちました。

ワンオペで追い詰められている時こそ、他人のイライラは「この人は疲れているんだな」と認識し、物理的に距離を取ることが大切です。

「すみません、手が離せないので後でお願いします」と一言だけ伝え、すぐに作業に戻る。

彼らの求める人間関係を築くよりも、自分の持ち場を崩壊させない方が、結果的に職場の平和に貢献します。無理に愛想を振る必要はありません。

最後に:あなたは、店にとって必要な存在です

広い売り場を一人で回すのは、肉体的にも精神的にも大変なことです。

腕や足に痣ができて、体重が落ちるくらい大変な仕事です。

私も最初は「なんでこんな肉体労働?」と思いましたが、一つ一つ商品を並べ、陳列が整った時の達成感は、他の何にも代えがたいものがあります。

もし今、あなたが「もう無理だ」と感じているなら、それはあなたが手を抜いているからではなく、「与えられている業務量が、現場のキャパシティを超えている」からです。

今日のノルマを完遂できなくても大丈夫。「今日、最も重要な3つをやり遂げた」と自分を褒めてあげてください。

焦らず、目の前の商品一つ一つに集中しましょう。応援していますよ!

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