品出しから学ぶ「在庫管理」の基礎知識

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品出しから学ぶ「在庫管理」の基礎知識

品出しバイトを始めたばかりの皆さん、こんにちは!「しなナビ」です。
個人事業がちょっと落ち着いて、生活費のために始めたこの品出しバイトですが、気づけばもう〇ヶ月が経とうとしています。今日も朝から汗だくでビールケースを運びながら、「あー、この仕事、奥が深いな」なんて思っていました。

さて、今日は品出しの基本中の基本でありながら、意外と「これってどうやるの?」となりがちな「在庫管理」について、私の失敗談を交えながらお話ししていきたいと思います。

「在庫管理」って聞くと、なんだか難しそうですよね。社員さんがやる専門的なこと、と思いがちです。でも、実は品出しバイトとして棚に商品を補充していく作業そのものが、立派な在庫管理の第一歩なんです。

目次

なぜ品出しで在庫管理を意識する必要があるのか?

「ただ空いた場所に商品を並べればいいんじゃないの?」と思うかもしれません。私もそう思っていました、最初の頃は。

でも、これが違うんです。もし在庫管理を意識しないと、お店全体に思わぬ損害が出てしまうことがあるんです。

私は初めてこのバイトを始めたとき、賞味期限とか、発注点とか、そういうことは全然知りませんでした。ただ、先輩に言われた通りに棚を「きれいに」することを頑張っていましたね。

しかし、ある日、先輩にものすごく怒られた経験があります。それは、お菓子コーナーでの出来事でした。

失敗から学んだ「先入れ先出し」の重要性

私がやらかしたのは、「先入れ先出し(FIFO)」のルールを完全に無視したことでした。

先入れ先出しとは、簡単言えば「先に納品されたもの(古いもの)を先に販売する」というルールです。賞味期限が近いものが手前に来るように配置する、ということです。

私が補充したお菓子は、新しく入荷したピカピカのパッケージばかり。でも、奥にはすでに数週間前からあった古い商品が眠っていたんです。しかも、古い商品の賞味期限が、まさにその週で切れるというギリギリの状態でした。

先輩に「なんで新しいものばっかり前に出してるんだ!」と一喝されました。そのときは「新しい方が見た目がいいかなって…」と本気で思っていたので、頭が真っ白になりました。

結局、その棚にあった古いお菓子を全部引っ張り出して、手前に持ってくる作業を一人でやらされました。かなりの量だったので、結局1時間近くかかったと思います。その焦りと、棚がぐちゃぐちゃになったときの罪悪感は今でも忘れられません。

この経験から学んだのは、「見た目を整えること(フェイスアップ)も大事だけど、在庫を回すことの方がもっと大事」ということです。お客様にとっても、お店にとっても、古いものを先に売り切ってしまうのが一番なのですから。

「在庫切れ」と「過剰在庫」の怖さ

品出し作業をしていると、常に「在庫が足りない!」という状況と「在庫が多すぎる!」という状況の、二つの極端に出くわします。

1. 品出し中に気づく「在庫切れ」のサイン

棚を見て、あれ?ここスカスカだな、と感じることがありますよね。これが「欠品」です。

私たちが品出し中に欠品を見つけたら、基本的にすぐにその商品をストックルームから持ってきて補充しますよね。でも、ストックルーム(バックヤード)にまで在庫がない場合もあります。

これが問題なんです。品出し担当者は、バックヤードを見て「今日はこの商品、もう終わりそうだな」と把握する機会が多いです。私が初めてバックヤードの整理を任されたとき、冷蔵ケースの裏側で、あるメーカーのヨーグルトがたった一つしか残っていないのを発見しました。

慌てて先輩に報告し、発注をかけてもらいましたが、もし気づかずにそのままにしてたら、その日の午後には完全に欠品だったでしょう。欠品は、そのまま「売上の機会損失」に繋がります。

2. 知らないうちに増える「過剰在庫」

もう一つの怖いのが「過剰在庫」です。

これは、バックヤードのロケーションが乱雑になっていると起こりやすいんです。例えば、同じ棚の商品なのに、バックヤードで3か所にバラバラに置かれていたりすると、「まだ在庫があるのに、どこかにあるはずなのに見つからない」ということが起こります。

私は以前、調味料のストック整理をしていたとき、同じ「〇〇醤油(500ml)」が3ケースも重複してストックされているのを発見しました。誰かが発注した時に「バックヤードにまだあるはず」と確認せずに発注してしまったんでしょうね。

結果、賞味期限が近いものが奥で眠ってしまい、結局、私が閉店間際に急いで売り場に運び出し、その数日後に処分となってしまいました。あの時の「もったいない…」という気持ちは強烈でした。

過剰在庫は、お店にとって「お金が倉庫で眠っている状態」であり、期限が来れば「ゴミ」になってしまうリスクがあるんです。

発注の仕組みを「ちょっとだけ」知っておく

品出しの仕事は発注そのものをするわけではないので、深入りする必要はないのですが、少しだけ発注の考え方を知っておくと、日々の品出しの動き方が変わってきます。

  • 発注点(てん): 在庫がこのレベルになったら発注をかける、という基準のことです。
  • 安全在庫: 発注してから商品が届くまでの間に、急に売れてしまった場合のためにキープしておく最低限の在庫です。

私たちの仕事は、この「発注点」を乱さないように、常に商品を補充し続けることです。もし補充をサボって欠品を出してしまうと、発注点が一気に下がり、次の発注ロットがずれてしまう可能性があります。

社員さんやバイヤーさんは、この発注点を基に計算をしていますが、私たちが毎日「棚が空になる寸前まで」きれいに補充することで、その計算がスムーズに進むんです。逆に、私たちが「まあ、今日はこのくらいでいいか」とサボると、システム上の在庫数と実際の棚の在庫にズレが生じてしまうわけですね。

私も、体力的にはきついですが、この「棚の在庫を回す」という作業が、お店の売上と直結しているんだ、と知ってから、品出しに対する意識が変わりました。

品出しは「在庫の番人」としての責任

正直言って、品出しバイトは肉体労働です。私もバイトを始めてから、足腰が鍛えられたせいか、体重が5kgほど減りましたよ(笑)。汗をかきながら、台車をガタガタ言わせながら歩き回るのは、大変ですよね。

でも、あなたが棚に商品を並べているその瞬間、あなたは「この商品の在庫の番人」なんです。

  • 古いものが奥に隠れていないか?
  • 特定の場所に商品が偏りすぎていないか?
  • 見た目が崩れて、お客様が手に取りにくい状態になっていないか?

これら全てが、在庫を正しく管理し、スムーズにお客様に届けるための大切な作業です。

最初はスピードを求められて焦るかもしれませんが、私が何度もビール缶を潰したり、お菓子を床にぶちまけたりした経験から言えるのは、「焦ってミスをする方が、結果的に時間をロスする」ということです。

一つ一つの商品を、正しい場所(古いもの)に、正しい向きで置く。この基本を、冷静に、丁寧にこなしていけば、自然とスピードは後からついてきますよ。

今日もまた、新しい商品がどっさり届いています。私たち品出しスタッフの腕の見せ所ですね!
焦らず、今日やるべき在庫管理をしっかりこなして、明日も気持ちよくお店を迎えられるように頑張りましょう!応援しています。

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