地域密着スーパーで働く品出しバイトのしなナビです。
皆さんはスーパーで品出しをしている時、かかっているBGMが気になったことはありませんか? そう、「あの音楽」です。私がこの仕事を始めてから、スーパーの音楽について色々と気づいたことがあるんです。今日は、このBGMが私たちの品出しの効率や、お店の雰囲気にどれだけ影響を与えているのか、私の体験談も交えてお話ししたいと思います。
スーパーのBGMって、実はすごい影響力があるんです
品出しって、ただ黙々と商品を棚に並べていくだけの作業だと思われがちですよね。私も最初はそう思っていました。正直、入社したての頃は、早く終わらせたい一心で、ただひたすら集中して作業していたのを覚えています。
でも、ある日気づいたんです。お店で流れている音楽が変わると、自分の作業のペースや気分まで変わることに。
例えば、いつものようにビールケースを運びながら、ちょっとテンポの速い曲が流れている時。無意識のうちに足取りが軽くなっているのを感じるんです。逆に、ゆったりとしたクラシックが流れている時は、心なしか落ち着いて、いつもより丁寧にフェイスアップ(商品の正面を揃える作業)ができる気がします。
これは単なる私の気のせいではなく、実際に心理学でも言われていることなんですよね。音楽には人の感情や行動をコントロールする力がある、と。私たちの品出し作業も、例外ではないわけです。
私が経験した「BGM別・作業効率の変化」
私自身、様々な時間帯や曜日で品出しをしてきました。その中で、BGMと作業効率の関係について、具体的な失敗談を交えてお話ししますね。
焦燥感を煽るBGMと「荷崩れ」の恐怖
私が一番大変だと感じたのは、夕方のラッシュアワー直前です。この時間帯は、社員さんもバイトの子たちも「早く品出しを終わらせてレジに入らなきゃいけない」という焦りが生まれます。BGMも、それに合わせてか、少しアップテンポで落ち着かない曲調になることが多いんです。
そんな時、私はよく失敗しました。
以前、コロ台車に段ボールを積んで移動している時、急いでいたこともあってか、台車のバランスが崩れてドーンと積んでいた段ボールが全部床にぶちまけてしまったんです。中には調味料のセット商品なども入っていて、本当に大変な後始末になりました。あの時は本当に情けないやら、焦るやらで……。
焦っている時って、周りが見えなくなってしまいますよね。音楽のテンポに引っ張られて、無意識にスピードを上げすぎてしまう。これが荷崩れや、最悪の場合、商品を破損させる原因になるんだと、あの時痛感しました。
落ち着いたBGMが教えてくれた「先入れ先出し」の重要性
逆に、朝一番の開店前や、比較的客足が落ち着いている時間帯に流れる、ゆったりとしたBGMの時。これは、実は品出しのスキルアップには最適な環境だと気づきました。
ある時、お酒のコーナーで、いつもの先輩が「しなナビさん、ここは先入れ先出しを徹底してね」と声をかけてくれました。その日は、静かで穏やかなインストゥルメンタルが流れていて、不思議と集中力が高まっていたんです。
いつもなら面倒に感じる「賞味期限が近いもの」を奥に寄せ、新しいものを手前に出す作業。BGMのおかげか、ミスなく淡々と進めることができました。もし、あの時、BGMが激しいロックでも流れていたら、きっと「早く終わらせたい」という気持ちが勝って、また期限の確認を怠ってしまったかもしれません。
精神論ではなく、環境が人の行動を左右する。これは品出しの効率化において、とても重要なポイントだと感じています。
「BGM対策」で品出しを効率化するヒント
では、私たち品出しバイトが、お店のBGMを最大限に活用して効率を上げるにはどうすれば良いでしょうか?
1. 自分の「ゾーン」に入るためのBGMと認識する
まず、流れている音楽を「ただの雑音」として流しっぱなしにするのではなく、「作業のBGM」として意識的に捉えてみてください。
- テンポが速い時: 荷運びや、広範囲の陳列替えなど、動き回る作業に割り当ててみる。ただし、スピードを上げすぎないよう、足元や台車には特に注意が必要です。
- テンポが遅い・落ち着いている時: 賞味期限のチェック、フェイスアップ、細かい整理整頓など、正確さが求められる作業に集中する。
こうやって作業内容とBGMをリンクさせると、自然と体の動きが整ってきます。
2. イライラしそうな時は「曲を変えてもらう」のは難しい
残念ながら、私たちバイトが「この曲は集中できないから変えてください」と店長や社員さんにお願いするのは、現実的にはかなり難しいですよね。人間関係が得意ではない私としては、波風を立てるくらいなら我慢しよう、と思ってしまうタイプです。
でも、もし店長や社員さんがBGMの選曲について話していたら、そっと「この時間帯は商品の陳列が多いので、この曲調だと集中しやすいですね」などと、ポジティブな感想を伝えてみるのはどうでしょうか。もちろん、空気は読みますが(笑)。
3. BGMに負けない「自分のリズム」を持つ
結局のところ、一番大切なのは、BGMに流されるのではなく、自分の中に「正しい作業のリズム」を持つことです。
以前、お酒の缶を無理やり棚に押し込もうとして、穴を開けて棚をベタベタにしてしまったことがありました。あの時の焦りは、BGMが速かったから、という理由だけではないんです。自分の「ここが限界だ」という感覚を無視して、無理やり作業を進めようとした結果なんです。
どんなにアップテンポな曲が流れていても、「ここまで」という安全なスピードと丁寧さを保つ。これが、結果的にミスを減らし、一番早く仕事を終わらせる秘訣だと、数々の失敗から学んだことです。スピードは、ミスの修正時間で相殺されてしまうんですよ。
まとめ:環境を受け入れ、自分の軸を持つ
スーパーのBGMは、お店の雰囲気作りだけでなく、私たち品出しスタッフの効率にも静かに、でも確実に影響を与えています。
私たちは「気合で乗り切る」のではなく、与えられた環境の中で、いかに怪我なく、ミスなく、効率的に作業を進めるか、という技術を磨いていく必要があります。音楽もその環境の一つです。
時には耳障りな曲もあるかもしれませんが、それを環境として受け入れ、自分のペースを見失わないように意識してみてください。そうすれば、きっとあなたの品出しスキルは確実に上がっていきますよ。
今日も一日、棚の前で一緒に頑張りましょう!応援しています。
